今だからこそ伝えたい、日本人が紡いできた
土地の植物と共に生きる知恵。
植物に支えられた私たちの暮らし。
それはご先祖様が積み重ねてきた
”手仕事”の記憶であり、
私たちの遺伝子に受け継がれています。
種を蒔き、草を切り、色を出し、糸を紡ぐ。
それは時に、信じられないほどの
時間と労力を要しました。
その営みは現代社会から見れば、
非効率的な文化かもしれません。
しかしだからこそ、多様性と豊かさ、
力強さに溢れ、私たちを圧倒します。
和ハーブ協会では北海道から沖縄まで
植物とともに生きる人の暮らしを調査・記録し、
2015年に分野ごとにまとめた
『8つの和ハーブ物語』を上梓。
その後も調査・研究を積み重ねてきました。
今回、3年ぶりのリアル開催では
『日本の植物文化』をテーマに
各分野の専門家をお迎えいたします。
8年の時を経てグレードアップした
和ハーブ生活文化の髄をご堪能ください。
会場でお待ちしています。
※後日アーカイブ配信あり
お申し込みいいただいた方全員に
後日視聴用URLをお送りいたします。
今も身近で生命力旺盛に育つ「クズ(葛)」。手織りの葛布はやさしく光り、豊かな美しさをまとっています。しかしその本質や多様性はあまり知られていません。古来、人びとはいかにして葛から繊維を生み出し、どのように暮らしに役立ててきたのでしょうか。
静岡の大井川流域で長年、葛とともに歩み、葛布を織り続けてきた講師より、植物が糸そして布へと姿を変えていく過程や、さまざまな古代織の特徴、そして日々の思いに至るまで、貴重なお話をいただきます。
SUB PART : 都市と自然が調和する クリエイティブな暮らし
PART3 : 【食】 農業の新時代を作る「和ハーブアグリフォレスト」
日本の農林業における大きな問題として、耕作地や森林の放置・荒廃、それに伴う獣害などが挙げられます。一方で、農薬や化学肥料の過剰使用へのアンチテーゼとして有機農法がありますが、普及の度合いはまだそれほど高いとは言えません。
森林の林床環境はじつは安定し、土壌の栄養価も高い特徴があります。そうした林床利用農法は『アグリフォレスト』と呼ばれ、“究極の自然/共生農法”として注目を集めています。あるいは農地管理に和ハーブの視点をプラスするだけで多角的な切り口が生まれ、諸問題の解決へと導きます。当協会顧問の専門家が、未来の日本の農林業における新視点をお届けします。
“日本医療の父"で、第1回ノーベル医学賞最有力候補だった北里柴三郎の血を引く。「和ハーブ」「ダイエット検定」「ルーシーダットン」など数々の健康美容・ソーシャルビジネスをプロデュース。「琉球ハーブの文化を日本に広めてほしい」と沖縄在住の方からの依頼をうけたことをきっかけに、日本古来の植物文化について調べ始めるうち、その魅力に目ざめる。当初ヨモギも見分けられないほどの植物オンチだったが、猛勉強の末2009年「和ハーブ協会」を創立。
2017年4月に和ハーブ検定公式テキスト『和ハーブ にほんのたからもの』(平川美鶴 共著)、和ハーブ協会初のレシピ本となる『PAN de WA HERB ~日本人の心と身体に届ける和ハーブレシピ~』、また同年8月に待望の『和ハーブ図鑑』が発売。
著書・監修の書籍・DVDは30を超え、テレビ・ラジオ・Web等メディア出演多数。
両国KFCホール 2nd
(国際ファッションセンタービル)
一般社団法人 和ハーブ協会